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こんばんは。講師の来正です。
言葉は使っているうちに力が摩耗していくそうです。言葉に慣れてしまってパワーが弱まっていくということです。
謙譲語の「致します」という表現も日常的に使われることによって敬語としての力が弱くなってきているようです。
そこで最近使われ始めているらしい言葉が「〜させていただく」という言葉です。
本来は使役の意味を含み自発の意味を持たないので、自ら何かをするというニュアンスは示しません。むしろ相手の許可や遠慮を表す表現です。
割引の際の「勉強させていただく」くらいでしか私は聞いたことがありませんでしたが、国会などでの「善処させていただきます」という発言から広まっていったのかと思います。
結局何が言いたいかというと、本来の意味や用法が違っていたとしても敬意さえ伝われば良いと思います。ただ言葉に厳しそうな人に対しては正しい言葉を使った方が良いので知識は大事だと思います。
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漢字② |
漢字 |
三角定規の穴 |
語源 |
やんちゃ |